防災ハンドブック『東京防災』はどこに住む人にも役立つ

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実用的な中身の防災ハンドブック。

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『東京防災』とは

『東京防災』は大規模災害が起きたときに必要となる情報を一冊にまとめた防災ハンドブックです。

災害発生時、災害発生後、災害発生前の準備。防災活動(防災アクション)の行動基準になる情報が一通り収録されています。

どこに住む人にとっても『東京防災』が実用的な防災ハンドブックになる理由

『東京防災』は、東京に住む人が使用することを前提に東京都が作成しました。

災害に備えて行う必要があることを『東京防災』一冊で確認することができます。

この内容は、東京だけでなくどこの地域に住む人にとっても役に立つものになっています。

災害発生時、発生後の行動基準、防災のための準備など、被災したとき行うことはどの地域にいても変わらないからです。

『東京防災』は他の防災関連の書籍と比べてみても特に実用的な内容です。

どんな人が読んでも役立つように防災情報が記載してあります。

防災の知識が楽に身につきます。

具体的な防災の手順を知ることができると、もし災害の準備をするとしたら何を今やればいいかがわかってきます。何をしたらいいかわからないという心理的抵抗がひとつ減ることは、実際に防災の準備を始めるのにつながっていきます。

実践的な内容をわかりやすく紹介しているので、これ一冊を読むだけで防災行動の基本がわかります。この本のあとに出版された防災関連の本のいくつかはこの本の構成を参考にしていると感じました。それだけよくできた本だということです。

本の構成は実践的な防災活動の解説が大半で、前半部は地震発生時に起きる状況を具体的に紹介しそれにどう対応するのか説明する形式です。

実際に地震が起きたときこの本をみれば、そのときの状況に応じてどういった行動をとればよいかわかるように作られています。

防災情報についてまとめた本というよりは、防災マニュアルと言ったほうが内容が伝わると思います。利用しやすいです。

防災関連情報を総合的に収録した本も、防災情報を確認するという意味ではもちろん有用です。

ただ、素早く情報を探す場合には不向きです。実際に災害にあったときは早急に必要な情報を見つける必要があるからです。広範囲で情報がまとめてあるとその中から目的の情報をさがすまでに時間がかかってしまいます。

『東京防災』に収録された防災情報は、災害発生時、被災後に実際に必要になったものばかりでした。

これは、『東京防災』に収録されているのが防災手順のみで防災に関する情報が少ないという意味ではありません。

既存の防災関連書籍と同様に、災害、防災の知識もあわせて収録されています(「そのほかの災害と対策」と「知っておきたい災害知識」の章が防災知識のまとめにあたります)。

そのためソフトカバーでA5サイズのこの本の総ページ数は340ページあります。

防災情報の見せ方にもわかりやすく伝える工夫があります。

『東京防災』はユニバーサルデザインの理念に基づいて作られています。ユニバーサルデザインとはどのような人でも同じように問題なく使うことができるものを作るという考え方です。

黄色い紙面に黒色の文字というあまり見かけない組み合わせが選ばれているのもユニバーサルデザインを考えてのことです。黄色と黒は交通標識に使用されるような視認性の高い配色です。

どのような人にとっても見やすい防災ハンドブックとなることを目指したのがこの『東京防災』です。

各項目の説明文は簡潔で読みやすく、1ページごとに内容が完結するように配置されています。

さらに項目の説明として文章以外にイラストが多数使用されています。説明文を補助するこれらのイラストがあるおかげで、具体的な防災アクションを誰でもすぐにイメージすることができます。

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『東京防災』の構成について

『東京防災』は中身を5つの章に分けています。

  • 「大震災シミュレーション」
  • 「今やろう 防災アクション」
  • 「そのほかの災害と対策」
  • 「もしもマニュアル」
  • 「知っておきたい災害知識」

です。

最初の章「大震災シミュレーション」では、地震発生時に起きる状況を具体的に紹介し、それにどう対応するのか解説しています。

実際に被災したときどんな危険があるのか。そのときとるべき行動はどんなものか。災害の疑似体験ができる章です。

次の章「今やろう 防災アクション」は防災のための準備について解説した章です。

防災アクションとは災害時にする具体的な活動のことを指しています。

この章では「物の備え」「室内の備え」「室外の備え」「コミュニケーションという備え」についての説明があり、もしものときに備えて何をすればよいのかが具体的に提示されています。

この中ですぐに行うことができる「物の備え」は、備蓄する物と非常用持ち出し袋についてをチェックする形式になっています。防災のための準備が必要なときは簡単に確認することができます。

そして「もしもマニュアル」は災害発生後に必要となる防災情報のまとめです。ここでは応急処置を筆頭とする災害直後に緊急に必要となる情報と、災害後の生活に必要となる情報を確認できます。

「そのほかの災害と対策」の章は地震以外の災害についての防災情報をまとめた章です。

市販の防災情報関連書籍にあるような災害に関する情報は「そのほかの災害と対策」と「知っておきたい災害知識」に収録されています。

防災知識として知っておいたほうがいい、災害と防災に関する情報をまとめた章が「知っておきたい災害知識」です。

読んでよかった本。